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お彼岸とお盆 何が違うのかご存知ですか?

9月になりましたね。そろそろ秋のお彼岸です。
お彼岸というと・・・家族揃ってお墓参り そんな光景が目に浮かびます。

「あれ? お盆にもお墓参りしたよね? 8月9月は毎月行くのに、10月は行かないの?
7月も行ってないよ。お盆とお彼岸の違いは何?」

お子様からそんな素朴な疑問を投げかけられた時・・・
今日は、その答えをお伝えしますね。

お盆はこちらのページから ・・・ https://ouchi.ize-style.net/450/

「お彼岸」が年に2回あるのは・・・

「お彼岸」は、インドや中国、朝鮮半島には見られない日本独自のものだそうです。
日本独自のお彼岸、なぜ「春」と「秋」2回あるのでしょうか・・・?


これは、「春分の日」「秋分の日」に関係しています。 
「春分の日」「秋分の日」は、昼と夜の時間が同じ、太陽が真東から上がって真西に沈む日です。
浄土思想では、西の方角に極楽浄土があると考えられていて、太陽が真西に沈むはるか向こうに、仏さまがいらっしゃる清らかな「西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)」があると言われています。
そこに日本人が持っている「夕陽」「夕焼け」に対する独特の感性が重なり、この日に仏事を行うようになったと言われています。

六世紀の中国の僧・曇鸞(どんらん)は、皇帝から「なぜ阿弥陀仏の浄土は西方にあるか」と訊かれて「分からない」と答えたと伝えられる。仏教の教理からは導き出せないということであろう。それに対して、日本では西方に日が沈むように自分たちのいのちも沈み、そこで阿弥陀仏に迎え入れられると考えられたのだろう。そして、穏やかな夕焼けのように沈んでいきたいと願われたのであろう。

引用;門脇 健氏 『文藝春秋』2013年4月号

夕陽 お彼岸

朝陽や夕陽を見ると、思わず手を合わせてしまうのが日本人の感性、これは昔も今も同じですね。

「彼岸」の意味は?

この世の苦しみや煩悩から逃れ、悟りと安らぎの境地に至ることをサンスクリット語でパーラミター(波羅蜜多)といいます。「波羅蜜多」を訳した「到彼岸」が、略されて彼岸になったといわれています。 
お経でよく聞く「波羅蜜多」には、こんな意味があったのですね。

到彼岸とは、向こう岸(あの世 彼岸)に渡ることです。 何を渡るのか・・・
それは、「三途の川」。
三途の川のこちら側が「この世」、この世は「此岸(しがん)」と言われます。

此岸でしっかりと修行し、徳を積むことで、あちら側にある「彼岸」という悟りの境地に到達できると考えられています。

「お彼岸」っていつからいつまでなの?

「春分の日」「秋分の日」それぞれを彼岸の「お中日(ちゅうにち)」とした前後3日間の合計7日間がお彼岸です。

2023年の秋のお彼岸は9月23日ですので、彼岸の入りは9月20日、彼岸明けが9月26日となりますね。

なんで、1週間もあるのか・・・不思議ですよね。お彼岸は

「お彼岸」とは、「到彼岸」という意味で、この世の苦しみや煩悩から逃れ、悟りと安らぎの境地世界から悟りの開けた世界へ至るために行う修行のこと。

でしたね。 
そうなんです、お彼岸は修行をする日。 「到彼岸」に達するのに必要な修行が


布施(ふせ)  ・・・ 自分の大切なモノを提供する
持戒(じかい) ・・・ 良い習慣を身につける
忍辱(にんにく) ・・ 自分自身の出来ない部分、見たくない部分も認める
精進(しょうじん) ・ コツコツと努力をして、突き進む“勇気”と“達成力”
禅定(ぜんじょう) ・ 強いココロをつくる基礎となる“集中力”を鍛える
智慧(ちえ)  ・・・ 日常生活を意識的に行動して、さまざまな気づきを得る

この6つの修行を、『六波羅蜜(ろくはらみつ)』といい、お彼岸の中日を除いた6日間に
1日1つずつ修めるとされています。

お彼岸の中日はご先祖様を偲ぶ日とされているので、修行の6日と合わせて7日間なのですね。

「お中日」に修行しないのはなぜ?

なぜ、お中日は「ご先祖様を偲ぶ日」なんでしょうか?

お中日にあたるのは、「春分の日」「秋分の日」です。
どちらの日も、昼と夜の長さがほぼ同じ日で、真西に太陽が沈む日。
真西には、「極楽浄土」がありご先祖様や亡くなった方々がいる「あの世」があります。
この世である此岸と、極楽浄土の彼岸とほぼ一直線になり、この世と極楽浄土が最も近くなる日です。
この日にご先祖様を偲ぶことで、ご先祖様や亡くなった方への想いが届きやすいと思ったのかもしれません。 また、ご先祖様だけでなく自分自身もまた煩悩のない極楽浄土へ到達できると考えたのではないでしょうか?

お盆とお彼岸の違いは?

お盆は、この世に帰ってくるご先祖様をお迎えする時。
お彼岸は、あの世にいるご先祖様に感謝の気持ちを伝える時。


今、ここに私たちが生きていられるのは、やはり命のバトンが途切れることなく
繋がって来たからです。
お墓参りに行くことはできなくても、お仏壇がなくても、
秋分の日には、西に向いて手を合わせてみると心が落ち着くかもしれませんね。

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