毎年、夏が近づくと七五三撮影のコマーシャルを目にするようになります。
七五三 って秋だよね?
何歳で写真撮ればいいんだっけ?
今日は、そんな素朴な疑問を書いてみます。
ところで、七五三って幾つの時にやるの?
3歳 5歳 7歳 ですね。
でも、その時によくこの言葉を耳にしませんか?
「数えでやるんだよ〜」 の「数え年」っていう言葉。
「数え年?」 それ 何? と思われる方も多いのではないでしょうか?
数えの 3歳 5歳 7歳 と 普段の3歳 5歳 7歳 と何が違うんでしょうか?
ざっくりと 1年違います。 1年違うということは・・・1歳違うんです!
数え年 って どういう風に数えるの?
数え年と満年齢
今では、ほとんど「満年齢」で様々なことが進んでいきますが、昔の日本は数え という考え方がありました。
これは、生まれた時が1歳とし、お正月を迎えるたびに1歳ずつ年齢を重ねていく形です。
そう、お正月 1月1日 みんなが一斉に1歳 年齢を重ねるのです。
例えば 令和3年の12月31日に生まれたお子さんは、令和4年の1月1日 に2歳 ということですね。
数え年がある理由は?
日本のお正月は、新しい昔から年神様をお迎えする大切な日と考えられています。
年神様が毎年、正月に人々に福と共に歳を授けるために家々を訪れると考えられていました。
だから、12月には大掃除をして、玄関に目印として門松を飾り、おせち料理を作って、お正月は歳神様を迎える新年の大事な儀式として、今でもその風習が残っているんですね。
特に江戸時代になって一般庶民に広まったといわれ、子供たちがお正月に一番楽しみにしている
『お年玉』
実は、この年神様からいただけるものが「お年玉」なのです。
「年」は「年神様」を「玉」は「魂、霊力」を表すと言われ、お年玉をいただくことで、新しい年を無事に健康に力強く過ごすことができると言われていました。
つまり、お正月が来るということは、年神様が一年分の力を授けてくださり、お正月にみんな年を取るという考えですね。 歳神様からのご加護をいただいた証が「歳」なのでしょう。
七五三 は 数え年? 満年齢?
日本古来の人生儀礼 本来は 「数え年」で行うことが多いのです。
神社によっては 「厄年一覧」などの札が立っているところもありますね。
そこに書かれているのも「数え年」を基本とされてるところが多いようです。
先ほどの、「数え年」のことを考えても『数え年』という考え方の方がしっくりきますよね。
数えの3歳 (満2歳) 小さいし、じっとしてないし・・・ と思われる方も多いかもしれません。
でも その「小さい」「じっとしていない」 その年だから の意味があるのです。
3歳 5歳 7歳 昔の人は なぜ この歳にしたんでしょうね。
なぜ 3歳・・・・? は、また今度・・・。